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2023.02.02

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Eテレ『浦沢直樹の漫勉neo』新シリーズ2/3深夜1時より放送開始

Eテレ『浦沢直樹の漫勉neo』新シリーズ2/3深夜1時より放送開始

ゲスト漫画家の作品制作の現場に密着取材。その創作の秘密を漫画家・浦沢直樹がゲスト漫画家本人とともに解き明かすドキュメンタリー『浦沢直樹の漫勉neo』の新シリーズが2月3日(金)深夜1時よりEテレで放送が開始されます。
ディレクションズは、NHKエンタープライズと共同で『浦沢直樹の漫勉neo』の制作を担当しています。

2014年に『浦沢直樹の漫勉』として番組開始して以来、これまでに32人の漫画家が登場し、その都度大きな話題となった「漫勉」シリーズ。
普段立ち入ることができない漫画家たちの創作の現場にカメラが密着し、最新の機材を用いて「マンガ誕生」の瞬間をドキュメント。その貴重な映像を元に浦沢直樹が同じ漫画家の視点から切り込んでいきます。

今回は4人の漫画家が登場する新作4本と再放送3本の他、NHK BSプレミアムにて「手塚治虫・特別版」が放送されます。

浦沢直樹の漫勉neo「手塚治虫」

浦沢直樹の漫勉neo「水瀬藍」

浦沢直樹の漫勉neo「寺田克也」

浦沢直樹の漫勉neo「島本和彦」

【放送予定】
2月 4日(土)午前1時00分~1時49分「手塚治虫」(D:遠竹真寛)

2月11日(土)午前1時00分~1時49分「水瀬藍」『青春ヘビーローテーション』(D:上田 亜紀)

2月18日(土)午前1時00分~1時49分「寺田克也」『西遊奇伝 大猿王』(D:川喜田 茉莉)

2月25日(土)午前1時00分~1時49分 「島本和彦」『アオイホノオ』(D:佐藤 京郎)

※金曜深夜の放送になります。NHKプラスでもご覧いただけます。
※D=ディレクターの所属はいずれもディレクションズ

「手塚治虫・特別版」
NHK BSプレミアム
2月17日(金)23時00分~23時59分 

※Eテレ版に入りきらなかったエピソードを加えた特別版です。

■番組公式サイト
https://www.nhk.jp/p/manben/ts/7W327R2Y4N/

【制作者メッセージと番組の見どころQ&A】

 塚田努

番組プロデューサー 塚田 努(DIRECTIONS)
「2月から放送される『浦沢直樹の漫勉neo』新シリーズ。ディレクションズから統括・上田勝巳、プロデューサーの私・塚田の他に、ディレクター4名と制作進行2名が携わっています。
どの回も面白い内容に仕上がったのですが、大きな見どころは、1回目で手塚治虫先生を取り上げることです。漫画家の執筆現場に密着する漫勉が、どのように手塚治虫先生をとりあげるのか。制作陣の工夫にもご期待ください。

Q:2014年のスタート以来30人の漫画家を取り上げているこの番組。視聴者に支持され続いている理由は?

世界中で多くのファンを持つ日本の漫画。日本が世界に誇れるカルチャーの1つです。しかしその漫画がどのように描かれているかはあまり知られていません。
『浦沢直樹の漫勉neo』では漫画家の執筆現場に固定カメラを設置し、3日間にわたってペン先に密着します。漫画家は描く漫画だけでなく、描き方まで個性豊か。描く道具も、Gペン・丸ペン・カブラペン・筆・デジタルなど様々です。漫画の描き方には定型があるわけではなく、それぞれが独自に培ってきた技法や考え方で描かれていることがわかります。
番組では第一線で活躍する漫画家たちの凄技を3日間にもわたって記録するのですから、それだけでも意義のある活動だと思っています。さらにその貴重な映像を漫画家であるMCの浦沢直樹さんが見て考察。取材した漫画家との対談で深掘りしていきます。
正直にいうと、番組スタッフがペン先を撮影した映像だけ見ても、その凄さに気づかないことが多々あります。高い技術を持つ人ほど、さらさらと当たり前のように漫画を描いてしまうからです。浦沢直樹さんの考察が加わることでその技術がいかに卓越し、魅力的なことかを気づかせてくれます。
プロの漫画家がプロの漫画家の仕事場を見てその凄さを噛み砕いて視聴者に伝える。そのような番組スタイルが多くの視聴者に支持され続けている理由だと思っています。

Q:この番組作りに対する思いは?

一線で活躍する人気漫画家たちのペン先。これは担当編集者さえも見ることのできないベールに包まれた謎の世界です。その貴重な一瞬を記録できるのですから、いつも身が引き締まる思いで執筆現場に立ち会います。
漫画が大好きで、漫画に大きな影響を受けて育った私にとってはとても貴重な体験で、並々ならぬ好奇心とリスペクトを持って制作に取り組んでいます。
しかし番組の取材ポリシーは漫画家の執筆を邪魔せず観察に徹すること。ロケはいたって地味です。ディレクターたちも漫画家とは話さず、カメラを設置してひたすら別室でモニターを見ています。これは人間国宝の記録映像を作るような、「一流の漫画家の磨き上げた神業を後世に残す」思いです。日本が生み出した世界を唸らす漫画カルチャー。その歴史の一歩を我々が残しているんだという責任感と誇りを感じながら番組を制作しています。他の番組では味わえない不思議な感覚です。

Q:今回の新シリーズのポイントは?

今回放送される4本の番組は、漫画のジャンルも描く手法もそれぞれです。4人の漫画家たちがどうやって、どんな手順で、どんな発想で漫画を描いているのかに注目して欲しいです。番組の途中で紹介される漫画家のヒストリーを知ることで漫画家たちの思いに触れることもできます。
さらに今回は既にお亡くなりになっている漫画家、手塚治虫さんを取り上げます。これまで執筆現場のペン先に密着してきた『浦沢直樹の漫勉neo』がどうやって手塚治虫の執筆の魅力にせまるのか。そのあたりもぜひ注目していただきたいです。

【STAFF】※ディレクションズまたはグループ会社ライツ所属のみ
統括:上田 勝巳
プロデューサー:塚田 努
ディレクター:遠竹 真寛、上田 亜紀、川喜田 茉莉、佐藤 京郎
制作進行:横内 拓馬、伊藤 日向子

【制作】 NHKエンタープライズ
【制作・著作】 NHK / ディレクションズ

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